2010 年 7 月 のアーカイブ

新人職員

2010 年 7 月 28 日 水曜日

新年度がはじまって3ヶ月が経過。

先輩職員による新人職員に対しての面談を実施し、その報告が届きました。
皆さん、初めての社会経験のなかで、色々なことを学び、本当に頑張っているようです。それぞれに成長が見られ、仕事への一生懸命さが伝わってきます。

 

まさに今、これから長い社会人として過ごすための礎を学んでいるところですので、一日一日を無駄にすることなく、多くのことを学び取って欲しいと思います。

 

そして、今回面談をおこなった先輩職員ですが、その成長振りも伺えました。
よく後輩のことを見ているし、的確なアドバイスをおこなっています。
先輩としての自覚を持ち、よきアドバイザーとなって後輩職員を牽引していく頼もしい存在になってきています。
そういう先輩たちのもとで後輩は仕事を学び、自信を深めていきますので、今後も的確な指導・アドバイスをおこなえるよう、自身も向上心を持ち続けて頑張ってください。

 

さて、その面談報告の中で新人の皆さんも新しいことへ挑戦したい、色んなことをやってみたい、といった気持ちが膨らんできているようです。
そこで僕からのアドバイス。

 

成功の反対は失敗ではない。何もしないことである。
失敗は成功と同じカテゴリーにある。

 

最近読んだ、登山家の栗城史多さんが書いた本「一歩を超える勇気」に載っていた言葉です。(職員から栗城さんのことを教えてもらったところ、本当に面白い人で、僕も栗城さんに注目するようになってきたわけです)
栗城さんも、その言葉をある方がおっしゃっていたと綴っていますが、僕も衝撃を受けました。
その話を労務士さんに話したところ、どうやら有名な言葉らしい。
いずれにしても僕はその言葉を栗城さんから学びました。

 

さらに栗城さんから学んだこと・・・
やりたいこと、目標・夢があるならば、たくさんの人に語ってください。
そうすることで実現する可能性は高くなります。
なぜなら、口にすることによって周りに伝わり、それが共鳴して、支援してくれる人や、そのとき自分が必要とする人、必要とするアドバイスなど、実現する可能性は向こうからやってきますから・・・。

ブルーベリー研修

2010 年 7 月 16 日 金曜日

今、藤ヶ丘のブルーベリー農園は最盛期を向かえ、おいしい実をたくさんつけています。
知的障がい者福祉の啓蒙へと繋げることを目的として、施設の敷地にあるブルーベリー農園へ足を運んでいただき、ブルーベリー狩りをおこなっています。

お陰さまで大変好評で、たくさんの方にご来場いただいています。

 

さて、そのブルーベリーですが、植えたのが約5年前。
しかし我々はまだまだブルーベリーについては知らないことが多いのではないか・・・
もっともっと研究しなければ、今後たくさんの方に楽しんでもらうことは難しくなってきてしまうのではないか・・・

 

 と、言うことで
ブルーベリーのことはブルーベリーのプロに聞いてみようと、農家の方をご紹介いただいて、今日、担当職員とともにお邪魔してきました。

いってきたのは埼玉県美里町木部の「ふかさわブルーベリー園うさぎ」です。
http://ameblo.jp/blueberry-usagi/

 

今回、ご夫婦で色々お話をしてくださったり、農園にもご案内してくださり、さまざまな品種を見せていただいたり・・・大変勉強になりました。

ブルーベリーについて我々は本当に素人ですが、実にわかりやすく、丁寧に教えていただくことができたので、とても充実した研修となりました。

本当に気さくなご夫婦で、色々お話してとても楽しかったです。
今後とも是非お付き合いできればと思います。

 

今回の「ふかさわブルーベリー園うさぎ」をご紹介いただきました桐生市梅田の藤生様、おかげでブルーベリーに対する見識を広げることができました。
ありがとうございました。

 

これからもより美味しいブルーベリーを皆様に楽しんでいただけるよう、研究して行きたいと思います。

委員会の活動報告

2010 年 7 月 13 日 火曜日

藤ヶ丘では今年度「身体拘束改善委員会」なるものを立ち上げ、これは“身体拘束”に該当するのではないか、といった事例に対して対応の改善・廃止に向けての活動をおこなっています。

 
さて、本日の目標管理会議にて、藤ヶ丘よりその成果についての報告がありました。
3件の事例に対して改善に向けてよい方向にあるとのことです。

 

① Aさんの食事時のオーバーテーブル使用を中止

  →座席を変更し食事時間をずらしたことで、席に座っての食事が可能となった
② Bさんの食事時のオーバーテーブル使用を中止
  →本人の体型にあったテーブルを作成しオーバーテーブルを撤去
③ Cさんの食事中の“動きの制限と姿勢の保持を目的とした”車椅子使用の中止
  →本人の精神状態が安定してきたことと座席を変更したことで、椅子に座っての食事が可能となった

 

改善に向かっていることは、この委員会の発足の大きな目標でありましたが、何より喜ばしいことは、

委員会の発足がなければ、諦めや当たり前になって改善されることはなかった事例が前向きに検討されるようになってきたこと。
職員個人がこれは“身体拘束”か、といった疑問を常にもつようになったり、すでにおこなわれている対応について、他に方法はないかと感じられるようになってきたこと。

職員の皆さんにとって大きな自信と成長に繋がったと思います。

 

藤ヶ丘の活動に今後も注目です。

全国施設長会議に参加

2010 年 7 月 7 日 水曜日

5日~6日の2日間、全国知的障害関係施設長等会議に参加してきました。

 

「障害福祉施策のゆくえ」 ~新たな障害福祉制度の構築にむけて~

のタイトルの元、全国の施設・事業所から2,000人以上が蒸し暑い東京に集結しました。

 

メインとなった内容は、
「障がい者制度改革推進会議」において、今後の障がい者施策の方向性について検討が進んでいますが、厚生労働省からは改革推進会議における議論についてとその進捗状況について。

討論会と4つにわかれた分科会では協会に何が求められているのか? 何をすべきなのか?
また、あらためて知的障がい福祉の理念を問い直して、質の高い支援を提供するための新たな制度とはどうあるべきかetc・・・

実に中身の濃い2日間でした。

 

 今回の会議に参加して、我々現場は何をすべきか・・・
深く考えさせられました。
これまでの障がい者施策は理念先行で、現実が置き去りにされていたことに問題があると言えるでしょう。
だからこそ現場から声を上げ、そのことが当事者の声を代弁することになるのだと・・・

 

 今回の会議中で印象に残っているお話がありましたのでご紹介します。

 

障がい者の「自立」をどうとらえるのか
 自己責任論とセットになった自立論(自分のことは自分で賄え)
 → 経済的自立・身辺的自立を全面にすると重度障がい者は「自立できない」
 A・セン(インド出身のノーベル経済学賞受賞者)・・・その人のもつ「潜在能力」をどれだけ引き出せたかが「幸福」のものさし
 → 自立したかが問題ではなく自立しつつあることが大事!

 

なるほど・・・深い・・・

マニュアルを破ることはいいこと?

2010 年 7 月 3 日 土曜日

今日はパン工房に出勤で、1日パンを焼いていました。
お昼時、パン工房のパートさんに面白い話を聞かせていただきましたので紹介させていただきます。

 

そのパートさんが、小学生の娘さんの授業参観に行かれたときの話しです。

授業科目は道徳だったそうですが、授業で題材として用いていた話がとても興味深いものでした。

 

どんな話かというと、ディズニーランドのレストランのお話です。

 

ある老夫婦が、お子様セットを注文されたようです。
しかしそのセットのメニューは、注意書きに「9歳以下のお子様のみ」とあったそうです。
その店員さんはお断りしました。
注意書きにありますし、お店のマニュアルですので当然の行動です。
しかし老夫婦から事情を聞いて、その店員さんは注文を受け付けてくれて、さらに席を2人がけのテーブルから4人がけのテーブルに移動させてくれたそうです。
その事情とは、老夫婦はお孫さんとディズニーランドへ行く約束をしていたそうですが、そのお孫さんは、数ヶ月前にお亡くなりになっていたそうです。

約束を楽しみにしていたけど、叶えられなかったお孫さんのために、老夫婦はお子様セットを注文されたということでした。
(聞いた話なので、実際に道徳の時間に話された内容とは多少違っているかもしれません。)

 

店員さんは、老夫婦の事情を汲んで、お店のマニュアルを破ってしまったわけです。

道徳の時間では、「その店員さんはどうなってしまうのか?」と児童に問いかけました。

マニュアルを破った = ルールを破った ことになりますから「怒られた」と回答した子が多かったようですが・・・ 
その話は置いておいて・・・

 

この話で何が言いたいのか

マニュアルを破ることは、組織として当然やってはいけないこと。
しかし、そのときの事情を汲んで、自分のためにではなく、真にお客様のためであるならば、それは決してすべて否定するものではないという事。

このような事例は、特に我々のような福祉の世界では、多々発生しうることではないでしょうか。
すべてマニュアル通りにこなすことが、正しいとは限らない場面はあると思います。
小学生の道徳の授業から、とてもいい勉強をさせていただきました。

 

それにしても、小学生の道徳の題材に使われるなんて・・・
ディズニーのすごさを改めて感じます。